2018年3月20日(火)、フィッシング詐欺に遭いそうになりました・・・・
ことの始まりは、パソコン作業を行うため動作確認を含めてGoogleで検索をかけたところ、「ピッ!」と音が鳴るとともに、
「親愛なるchromeユーザー様、あなたは3月20、2018のラッキーユーザーです。簡単アンケートを答えた方に「ありがとう」を込めてiPhone7が当たるチャンスをプレゼントしています。」
的な表示が出た(この時のスクリーンショットを撮れていませんでした。すみません)ので、今猛省していますがそのアンケートに答えてしまいました。
どんなアンケートとサイト?
アンケート内容は簡単で、「chromeの使用頻度は?」といった内容でしたが、これを3つほど答えると次のような画面が表示されました。
アンケート答えてしまっただけでも注意力が足りなかったかもしれませんが、ここで自分が思ったことは「下にも当たった人がいるんだ~」と、まだ自分が当たったわけでもないのになんか特別で半分当たったかのような気分になっていました。
普通では怪しく詐欺の可能性がある文言として「無料でiPhoneをテストできる人に選ばれました!」的な過去あったことは知っていました。
しかし今回は期間限定で11万円が大きく割り引かれて250円という有料に。
この無料ではなく、少ない額でも有料ということに、逆に信憑性を感じてしまっていました。
本当に巧みな手口になってきていると思いました。
恥ずかしい話、一瞬本当に買ってしまおうかと思ってしまったほどです。
ですがさすがにこの時点で、これはフィッシング詐欺の手口だなと思いました。
ここで止めておけば良いのですが、本当は危険ですが好奇心で「ここをクリック→」を押したところ、
という1ページで表示されるサイトへ移動しました。
「ちゃんとした会社や運営がやっているのんだなぁ」と一瞬思いがちなデザインをしています。
しかし一番下の文章では、よくわからないオンラインエンターテインメントが付いてきて、ここでクレジットカードを入力すると、無料の3日間以降は自動的に月額7800円が引き落とされていくという内容。
「3日以内に退会することができます」と書いていますが、はたして本当にできるのかも謎です。
結局退会できずに、ずっと引き落とされていくという可能性があります。
というよりこの時点ではまだiPhone7は抽選段階で、手に入れられる保証はありません。
結果からいうと、この手のサイトは個人情報とクレジットカード番号を知るための詐欺のサイトです。
このページのURLの「.com」までの会社のホームページとおぼしきアドレスをコピーして検索してみても、いつまでたっても正式なホームページは表示されませんでした。
さすがに情報を入力して次のページに向かうのはあまりにもリスキーであったため、申し訳ないのですがこれ以上先へ進むことは終了しました。
ほぼ詐欺ということがわかったので、さらに確認のため別タブに残しておいたFacebookコメントのページへ戻りました。
そこで下欄にあるFacebookで当たって喜んでいるコメントをしている人のアカウントをクリックみましたが、その人たちのアカウントページには移動しません。
「コメントしたのが1分前とか書いているくせに・・・」
「それじゃあこの時間が経過するのかな~」と思ったので、一つ前の状態に戻ろうとしたところ、
という表示が出ました。
もうほぼ確定的です。
というよりアンケートの時点でこの表示が出てほしかった・・・
結果として詐欺に遭わずに済みましたが、ここで思ったことはやり口が巧妙になっているということです。
無料だとすぐ怪しまれるので、あえて有料、それでも99%以上OFFの期間限定にして購入を促す。
そして、アンケートが表示された自分だけがそのチャンスを得ることができる希少性も上手く利用しています。
やはり大きいのは、検索しようとしたらかのGoogleからアンケートが直接来るという、信頼性を植え付けたことにあると思います。
詐欺にどう対処していくか?
こういったフィッシング詐欺は、やはりこのネット社会では避けられないものであるかもしれません。
広告経由であったり、実際に検索をかけてみるとリスティング広告(お金を払ってキーワードで検索順位を上位に上げるもの)からもヒットしてしまいます。
そしてやり口も年々巧妙になっています。
自分の身は自分で守らなければなりません。
実際に自分も過去にLINEの乗っ取りにあったり、無料のZIPファイル解凍のソフト(Winzip)をダウンロードしてしまい大変痛い目を見ました・・・
もちろんこういったiPhone7が格安で手に入るといったおいしい話はないと思うことが一番ですが、たとえ信憑性がありそうなファイルでもやり口が巧妙化しているため、間違ってしまうこともあります。
何か高度にウィルス対策をしたり、知識を持っている場合は話は別ですが、そうでない場合私が実践していることは、その詐欺と思しきことや、何かダウンロードする時は、そのワードで自分で事前に検索してみるということです。
今回のことであれば、
「iPhone7 ブラウザ アンケート 詐欺」と言ったようにです。
こうすると、そのことに関する記事が検索されます。
本当に詐欺的なことであれば、そういった記事が多く検索されやすいです。もしちゃんとしたところがやっているのであれば、それも確認することもできます。
もしその詐欺が初期の方で情報が無かったとしたら、一端時間を置いてみるというのも手かもしれません。
昔から今日にいたるまで何かとターゲットにされてきましたが、これからも注意深くしていこうと思いますし、ならないことを祈りたいです。