仕事の休憩には色々なタイミングがあります。
仕事の合間の休憩、昼ご飯、トイレ等など・・・
その時にどのような休憩を取っているかで、その後の疲れの解消や集中力への影響が大きく違ってきます。
どの休憩方法がやってはいけない?
休憩と言っても人それぞれ取り方や過ごし方は違います。
お菓子を食べたり、
イスにもたれて目をつむったり、
タバコを吸ったり、
缶コーヒーを飲んだり、
スマホをいじったり、
屋上へ行ったり、
深呼吸したり・・・
多くの休憩の仕方があります。
今あげた例えのうち、何個か当てはまった人がいると思います。
そしてこの中に、休憩中に最もしてはいけないことがあります。
「もうこれではないだろうか?」とお思いの人も多いかもしれませんし、
やっている人も多いかもしれません。
その答えは、スマホを見るという事です。
なぜやってはいけないのか?
スマホを持っている人にとっては、もう生活から切ってもきれないモノととなっています。
休憩が始まるやいなや、すぐにスマホを取り出してメールやメッセージのチェック、ネットニュースの確認をする。
またはYoutube動画を見たりゲームアプリを行ったりと、時間があればスマホをするというのはむしろ自然な動きではないかとも思います。
しかしこれを休憩中に行ってはいけません。
その理由は、スマホは逆に脳を疲れさせるからです。
人間は視覚の処理に約90%の容量を使っています。
スマホの場合は、休憩中にもかかわらず引き続き脳を使い続けている状態で、これでは休憩するどころか脳を疲れさせている原因となっています。
特にアクションの激しい映像のあるスマホゲームは、さらに脳を興奮させてしまいます。
スマホを見ることはもちろん脳を疲れさせますが、さらに光やアクション効果の激しいものはもっと悪影響があります。
休憩中にスマホをすることは、脳を休ませるどころか逆に疲労させ、その後の仕事への集中力が低下し、結果効率も悪くなり、悪循環へのループへ突入していきます。
スマホを生活から切り離すということは本当に難しいですが、せめて休憩中は使用しないように心がけるべきです。
と、過去休憩中にRPG系のスマホゲームの回復した体力ゲージを消費して、激しいアクション視覚効果のあるクエストを行ってきた自分に口酸っぱく言いたくも思います。
どういった休憩をするべき?
スマホは休憩中にはやるべきではありませんが、それでは休憩中にやると良いものは何なのでしょうか?
それは、スマホが視覚を刺激して脳を興奮させて疲れさせるのとは逆の、視覚を使わないこと。
つまり、目をつぶって休むことです。
これだけで、脳は視覚に使っていたエネルギーがシャットされ、休息モードに入ります。
脳波的にも、目を開けている時は周波数の高い「ベータ波」が多くを占めていますが、目をつぶった途端に「アルファ波」のリラックスモードへ移っていきます。
ですが目をつぶっていても、考え事ばかりしていたら脳は十分に休めません。
そのため、目をつぶりながら頭を空にしてボーっとすることが、脳への休息として最も効果があります。
机に頭を伏せて目を閉じて何も考えない。
これが具体的な効果的な方法でもあります。
参考にあまりしてはいけないかもな強制休憩方法
私の場合は、まだ余裕のある時にはスマホゲームを行って脳をイジメていましたが、キツ過ぎるヤバい部署に配属されてからは逆にそんなことをしている余裕はなくなりました。
いかにして人の目を盗んで休息を取るか、これに力を注いでいました・・・というか脳が常にオーバーヒート状態だったので、やらざるを得ませんでした。
前の記事でも同じようなことに触れました(休憩・休息をコマメに取るべき理由とは? )が、私の場合は周りの「休みやがって」的な目に怯えていました。
そのため、人間の生理現象である「トイレ」を積極的に利用しました。
何度も行きすぎたら怪しまれるので、1時間に5分程度、疲労がヤバい時には10分くらい「トイレ」に逃げ込んでいました。
そして同じ課の人とトイレで遭遇しないように、男性トイレの「大」の個室空間を利用して、5分程度身体も動かさず「無」の状態になっていました。
これだけでも結構回復ができました。
トイレの臭いや場所的なことで、抵抗が無かったかと言えばウソになりますが、その時はもうそんなこと言ってる状態ではありませんでしたので、その時は逆に避難場所としてのありがたい空間と化していました。
次に狙ったのは倉庫です。
トイレに行き過ぎるのも怪しまれる上、個室利用しまくると「アイツのお腹はユルイ」というレッテルを張られかねません。
たとえ付けられたところでお好きにどうぞ的な精神状態になりかけてはいましたが、さすがにそんな頻繁にトイレへ行けません。
そこで、倉庫で資料を探す名目(実際に探す必要もあり)で、15分~20分くらいの時間を獲得したこともありました。
場所的にも一人になりやすい上、トイレより清潔なのでさらにオススメな場所となっていました。
ですが、他に入ってくる人への警戒のため死角となる場所を見つけたり、ドアの開閉音への警戒には注意が必要です。
ですがそんなに倉庫へ行ける機会はありません。
頻繁に倉庫に行っても怪しまれます。
トイレと倉庫作戦があまり上手く決まらなくなり、どんどん疲労とストレスが限界になってきた時にとった最後の手段は、もはや机で休むというものです。
もう精神も疲弊していきたら、あきらめの境地か図太くなるのか、机で休むことにしました。
ですが明らかに机に頭を伏せるようなことはできません。
なので、ファイルを机の上に開いて、片手はペンを持ち、片手はおでこに手を当てがい、いかにも「頑張って考えてるぜ!」というフリに徹します。
こんなイメージです↓
この時目をつぶり、その目をできるだけ周りに見られないようにうつむきながら支えた手で隠します。
上達すれば、頭の重さの一部を手で支えることもできるようになります。
ですが、頑張っても時間にしても3~5分が限界かもしれませんが、結構頭がスッキリして次の行動や集中に繋げることができます。
以上が自分が極限の状態に行っていたことです。
ですが、これはあまり参考にしてほしくない、いわば下法です。
勤務時間にやっていることになるので、オススメはできません。
しかし機能的にかつ効果的に休むことができない状況下であったこと、根詰めてずっと仕事をしなければならない状況であったことをどうか卑怯な言い訳にさせてください。
実際に休憩せずにずっとやった結果、記憶がない時間を経験したことがあります。
最後に
スマホは休憩中にやるべきではないという話から、大分話がそれてきましたが、結局のところ休憩時間は頭を休めることに徹するというべきです。
それが脳や身体の休憩やリフレッシュに繋がり、その後の仕事効率にも大きく影響します。
今でこそ、時間効率や方法について知ったからこそではありますが、かつての仕事がキツイ時に脳が強制的に休養を取ろうとしたこと(目をつぶって頭を5分程度空っぽにする)ということは理にかなっていたということも気づけました。
どうか、効果的に休憩中と仕事のメリハリをつけて、仕事の効率化と自身の健康面に留意して頂ければ幸いです。
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