根っからの文科系気質の自分が、消防という体育会系組織に入ってエグい思いをしていたharakohです。
今は昔ほど酷くは無いと思いますが、自分が消防として拝命した2010年代はまだ昔の気質が残っていて、今だったらパワハラで訴えれるかもしれないこともそこそこありました。
ちょうどこの頃からパワーハラスメントが社会的にも話題になりテレビでも議論される機会が増えてきた時です。
セクハラが社会的に問題視され、それからパワハラ、モラルハラスメント、マタニティハラスメントと現在に向けてどんどん広がりを見せてきたハラスメント派生黎明期。
とは言っても自分が拝命して終わるまでの間は、もともとの正確や昔気質の人からのパワハラはありましたね。
というより本人はパワハラだと認識していないことが多かったです。(質が悪い・・・)
今では消滅している(そうであってほしい)だろう過去の自分が感じたパワハラ事案について、パワハラかギリギリそうでないかもしれませんが、参考と検証に使ってみてください。
頭を叩かれる
ぶっちゃけ物理攻撃受けているのでアウトです。
消防で職務従事中な場合は、現場活動している時や訓練では危険が伴います。
この時に「確かに危なかったな」と自分で思えて、その時に上司に頭叩かれるのって特にパワハラって感じはしませんでした。
叩かないのが理想なんでしょうけど、ヘルメットの上からでもあるし、むしろ叩いた上司の方が痛いです。
この時は「自分達のことを思ってるんだな」ってのは伝わります。
問題なのは飲み会とか、全然関係の無い時。
本来頭を叩く必要性や正当性ってないです。
でも飲み会になるとお酒も入り、気分も高揚して自制心が無くなるのも手助けして、
「お前はいつもこういうのがダメなんだ。」とウダウダ言われながらダメ出しされます。
ここまででも生産性が無くて無駄な時間だと思うのですが、それに加えて頭まで叩いてきます。
この時の理不尽感は半端なかったです。正当性が無い時と感じた時の怒りは結構なもの。
『いやそれなら職務中に言ってよ。いや叩くなし。』って心の中で何度も呟いたかわかんないです。
お酒を作る役に回される
特に自分が新任初年度の時の飲み会では、お酒を作らされていました。
他のところでも今でもあるのかもしれませんが、定年間近の人達は特にこの傾向が強かったです。
Aさんは焼酎とお湯の割合が3:7で芋焼酎。Bさんは4:6で麦焼酎。Cさんは梅干しも入れて。
みたいな感じです。そしてこれを覚えておけということ。
間違えたら怒られる。お酒が少なくなったら「作ります」と言って気遣いをしないと怒られる。
確かに新任として、社会人1年生としても気配りは大切だと思います。それは目上の人に対して大切なことだと思います。
ちょっと自分がブラックになってしまうコメント、そして当時の心の声(発狂)が漏れますが、
『そこまで細かくする必要ある??なんで平等に飲み代は払わないといけないのにご飯を食べる機会と時間を損失しながらお酒を注いで作って常に気を配ってその中で愚痴を聞かされダメ出しだけされて愛想笑いで相槌しながら過去の自分語りも聞かされ「ガハハ」笑いの中全く建設的でないことに意識を集中させないといけないの??そこまで先輩面をするなら普段の仕事中にやるべき仕事と指導をしてくださいよ自分で仕事を学ぶってなんですかむしろ通信システムとパソコンを中心としたテクノロジーの発達で業務としてそっちの方は自分達の方が出来てるし昔の大切なこととか教えてくださいよまだまだ未熟な自分は成長できるよう反省しますけど最低限のことも教えてもらっている気がしませんし自分が同じ立場だったら新任の子にお酒を作ってとかそんなこと言える立場じゃないって本気で思うから自分の分はお酒は自分で作りますよ何のための飲み会??自分は上司たちが楽しく飲むためのバイト??』
これの強化版が頭の中を常に支配しながら心を殺し機械と化して飲み会を過ごしてました。
これがパワハラと認定されるかはどうか微妙(おそらくはされないかな?)ですが、果てしなく建設的でなくて生産性も無い、お金と時間の無駄です。
ゆとり世代で申し訳ないんですが、今は時代が違うんです。
いくらゆとりだからと言っても、親睦を深めるために普段職場ではできないお酒の場を設けて素で話し合うことって、今後の仕事を行う上でもチームワークを深めることに繋がる大切な機会だと思いますよ。
でも仕事の延長と愚痴を飲み会に持ってくるのは違うでしょう。
たまたま自分が初年度配属した隊が特にこの傾向が強かったのかもしれませんが、この頃から職場関係の飲み会を嫌悪するようになっていました。
最後に
色んなことが多々ありました。しかしこれ以上挙げるとなんかパソコン前でプチ発狂に繋がってしまってはいけないのでこの辺りにさせてください。
ちなみに次年度の人事異動で配属が変わった先で飲み会があった時、初年度のお酒を作る洗脳のためバタバタ動いていたら、
「自分でやるから作らなくて大丈夫だよ」と先輩上司に逆に言われ、今まで何やっていたんだろうと悲しくなりました。
実質お金を払って残業するような職場飲み会は、今後時代の流れと共に収束するか、もっとお互いのためになる集まりになってほしいですね。