ブラック公務員

公務員に退職代行サービスは可能?実際に地方公務員を辞めた自分の体験事例から考察する衝撃の事実

退職代行サービス」が注目を集めています。

 

実際に働いてみたところ思っていたものと違ったり、あまりのブラック企業のため逃げるように辞めたいというのは今の時代本当に多いと思います。

 

実際に自分は地方公務員を辞めて今の仕事をしていますが、辞める前ってのは本当に切り出しにくいしかなり勇気がいったものです。

 

自分の場合は人事を管理する直属の上司と、仕事場とは別に会う機会を設けてそこで切り出すという強硬手段を取りました・・・

 

これもこれで1対1で「辞めたいのですが」と切り出すのは勇気とタイミングが難しかったですが、実際に職場内で話かけるのも同僚や上司がいる中というのも本当に厳しかったと思います。

 

つまるところ退職する時に一番何が嫌なのかというと、【会社と直接連絡を取ること】です。

 

そんなことなんで、実際にその時に「退職代行サービス」があったらそれなりに高い額を払っても今なら全然OKだと思いましたし、その時知っているのであれば利用したかったです・・・

 

話題となっている退職代行サービス

そして自分が辞めた後にようやく出現したのが、

 

今話題のなっているのが以下の「センシエス合同会社」さんの退職代行サービス【EXIT】です。

引用 https://www.taishokudaikou.com/

 

この時は電話での問い合わせが殺到して、LINEでの受付になっていました。

 

どれだけ求めている人が多いのだろう・・・この時代。

 

そしてこの退職代行サービスは、その一番嫌な理由である【会社や上司と退職で会いたくない】ということを本人に代わって実現してくれるというところです。

 

即日対応可能で、さらに離職票など色々煩雑な書類面での処理も打ち合わせの上代行可能。

 

普通の会社からアルバイトまで対応可能とのことです。

 

そして気になる料金は、3万円~5万円

 

今まで数百件の退職の相談をしてきて一度もダメだった例は無いという実績もあります。

 

実際に退職を経験した自分、もしくは退職したいけど会社の人と会いたくない人にとってはめっちゃ安い金額に思います。

 

ただ1つ気になることは「公務員も退職代行は可能か?」ということです。

 

この「EXIT」さんのホームページを確認したところ、公務員に関する記載は一切ありませんでした。

 

正社員、契約、派遣社員からアルバイトまで様々な業種の退職代行をしているのに【公務員】の記載が全くないのはかなりきになるところです。

 

公務員は安定していて定時に帰れるというイメージがありますが、実際はフル残業、教師であればモンスターな親の対応や部活顧問としての活動などなど・・・

 

目も当てられないような現状や、それが原因で精神を病んでいる人がものすごく多いのも事実です。

 

一定数どころかそれ以上に辞めたいと真剣に思っている人も少なくないと思いますので、現在問い合わせが殺到している中にも公務員の人がいてもおかしくありません。

 

ですがそのことに触れられていない・・・

 

ということは【公務員を請け負うことが難しい理由】があるのかな思います。

 

 

実際に自分が公務員を辞めた経験を元に述べさせていただくと、「退職代行はできるけど、意に沿うものにはならない」というのが結論になるのではないかと思います。

 

その理由はこうです。

 

公務員に退職代行は可能か?

まず退職代行を依頼する一番の理由としては「職場の上司や代表者に会いたくない」ということでしょう。

 

言いだしにくかったり、後ろめたい気持ちは本当によくわかります。

 

できれば誰にも会わずに逃げ出せれば・・・とも思ってたくらいです。

 

ですが、公務員は民間企業とは違う性質と法律が適応されてしまってます。

 

分限処分や懲戒処分など色々と法的に複雑に絡んで難しい部分があるので割愛しますが、

 

公務員は職務に服することになった時や異動の時に辞令交付を人から自分へと対面で直接受ける必要がありますが、これは退職する時も例外ではありません。

 

つまりは、辞めることが決定した後でも、実際に「あなたはこれにて公務員ではありませんよ」という辞令交付を直接受けなければなりません。

 

つまり結局のところ「会いたくない」のに「会わなければ」なりません

 

自分も色んな人に見守られる中、かなり緊張しながら後ろめたい気持ちの中で退職の辞令交付を受けました。

 

これでは退職代行してもらう大きな意味が無くなってしまいます。

 

書類関係や退職の意志を伝えてくれるという代行は可能かもしれませんが、最終的には会ったりしないといけないので、退職代行の大きなメリットを受けることはできないかもしれません。

 

自分も退職する時に代行を使ったわけではないので、もしかしたら民間とは違う他の制約もあって難しいところがあるのかもしれません。

 

無理に退職の辞令交付へ行かなかった場合は、公務員を辞めたということにはならず、それでも行かなければ「分限処分」による決して良い形ではない退職になる上、そこまで至るまでさらに面倒なことになりかねません。

 

公務員はこういうところが難しい・・・

 

色んなケースや状況がありますので、今回挙げた内容に沿わないことがありましたらすみません。

 

それでも退職代行は今の現状に悩む多くの方にとってとても有益なサービスであると思います。

 

公務員にとっても使いやすい退職代行や相談口も生まれることも祈っています。

「何をどう始めたらいいかわからない」そんな最初の一歩を踏み出して、未来への選択肢を増やす実践教材を無料プレゼント中