ブラック公務員

【消防地獄#1】大学時代音楽部で体力無いのに採用試験に受かってしまい地獄

消防の地方公務員として7年目に退職してWebコンサルタントになり、現在は田舎へ移住し家族4人で過ごしているharakohです。

 

今でもクライアントさんや会う方に「昔消防やっていたんです」というと驚かれるほど細身になってしまいましたが、本当に消防として現場活動もやっていました。

 

そして自分でいうのもなんですが、昔から消防とは対極な存在で、絶対にならないだろうと思っていました。

 

なのに消防になりました。

 

絶対ありえないことが起きてしまいました。

 

なぜこうなってしまったのか、悔恨と懺悔も込めて少し見て行ってください。

 

大学では音楽~昔からインドアな陰キャ属性

ザックリとどんな人間だったかというと、基本家でゆっくりするのが好きでおとなしく、中学校高校は卓球部、大学は新しいことをしようとマンドリン部という音楽部に入りました。

 

にぎやかな場所、そして人と話すのは苦手な俗にいう陰キャ属性人間です。

 

中学・高校は部活しながらメタルギアとかのゲームを鬼ほどしていました。

 

明るく活発に動く人達が輝いて見えるそんな毎日を送っていたくらいなので、鍛えに鍛え、訓練に訓練を重ねる消防の方とは属性が全く違うなぁと思いながら生活していました。

 

そして大学は新しいことに挑戦しようとは思いつつも、基本的に室内で行うマンドリンという音楽サークルに入りました。

 

他の運動部の人がやっているような肉体を動かすことはしない大学生活を過ごしたわけなので、体力は培われていないのですが、

 

なぜ受けることになったのでしょうか?

 

親からの公務員を受けるようにとの言葉

大学生になっても、結局のところ将来についてはどうしようかボンヤリとしか考えてませんでした。

 

自分で考えることもせず、ただ漠然と生きてきたツケというか、甘かったのは間違いなかったですね。

 

それどころか、絵を描くのが好きでもあったので、どこかで習って上手く習得したわけでもないのにその道に行ってみたいなぁとか思ってた中途半端っぷり。

 

親にそのことを言ってみると、もちろんのことですが「もっと現実見ろ」という言葉と「今間口が広い時期だから消防受けてみろ」ということでした。

 

何を隠そう自分の父親は消防に勤めています。

 

今まで消防をどことなく避けていたのはそういうこともあってです。

 

その時何を思ってか、自分は自分を否定されたかのような感覚に陥って反抗心を抱いてしまい「わかったやってみる」と了承。

 

内心は「体力も乏しいし、絶対に受かるわけないけどね」と拗ねた子供のような気持ちでした。

 

「絶対に受かるわけがない」

 

この気持ちと決定が、地獄への片道切符となりました。

 

勉強は頑張る~そして第1次学科試験

ということで公務員試験に向けて勉強スタートです。

 

とはいえ今まで本格的に公務員の勉強をやっていなかったので、自分に出来るのは地方公務員でもキャリア(上級)ではない「初級」を受けることにしました。

 

高卒から受けることができる区分の試験。

 

自分の受ける消防地方公務員の試験には、

① 学科試験
② 面接・小論文試験
③ 体力試験

の3段階の試験があって、それぞれ対策が必要です。

本来は公務員講座を受けるべきなんでしょうが、そこまでする気持ちも無く、自分で頑張って勉強してみるということでOKを得ました。

 

本当は勉強などせずに落ちてしまえば早いところなのですが、反発心があったのと、「勉強はやっぱりしておかないと」というある種の義務感から参考書を買って勉強しました。

 

逆に「どうせ落ちるんだから」という気持ちで勉強していたので、プレッシャーが無く今までの受験のような苦しさや焦りはなく、その時より断然落ち着いてスラスラと内容が入る。

 

第3次試験の体力試験にまで行くことは無いといういらない確信があったので、運動もせずに勉強をして過ごしていました。

 

そして第1次試験日。

 

変わらず「受かるわけない。早めに終らせて帰路につこう」なんて不遜な気持ちでテストを受けました。

 

もちろん適当には答えず、ちゃんと問題に向き合い、試験は無事に終了。

プレッシャーが無い分落ち着いて問題を解いて、見直す時間もありました。

 

そんなわけだったので、意外と手応えあり。

それでも結果はどうなるかわからなかったのですが、受からずここで終了も有りが半分。

 

試験がちゃんと出来たかのソワソワ感と、良い結果がほしいという気持ちとの半々で結果を待っていました。

 

そして結果は・・・・「第1次試験合格」でした。

 

なんとも複雑な気持ちでしたが、勉強もしたので突破できたのはうれしかったという気持ちもありました。

 

しかしこれ以上は「進まない」。
辞退しよう」という気持ちでいました。

 

親への義理も果たした気もあり、別の道を歩もうと考えていたのですが、ある人との関係で「辞退」という選択はできなくなりました

 

「【消防地獄#2】良心が自分を追い詰める」へ続く。

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