STPマーケティングという言葉は、今後マーケティングを行っていく、また勉強していく上でまず間違いなく耳にするであろう言葉です。
このSTPマーケティングの考え方は、企業のコンサルを行ったり、その一環も含めてブログのWebコンテンツを作っていく上でも大変重要な考えになります。
今回はそんなSTPマーケティングの概要についてお伝えしたいと思います。
【動画】STP理論概要
STPマーケティングとは?
STPマーケティング(STP理論)とは、「マーケティングの神様」「近代マーケティングの父」と評されるフィリップ・コトラーが考案したマーケティングの理論です。
セグメンテーション(Segmentation)
ターゲティング(Targeting)
ポジショニング(Positioning)
それぞれの頭文字から来ています。
効果的に市場を開拓する上で必要なマーケティング手法のことで、企業(自分)が誰に対してどのような価値を提供するのか明確化するために必要となります。
STPマーケティングはこれまで大企業のマーケティングチーム等を中心に使われてきており、中小企業やそれより規模の小さい個人的なレベルではほとんど使われてきませんでした。
ですが、インターネットが普及して多くの人に情報が届けられ、個人的にも比較的容易に情報発信が行えるようになった現在では大いに活かすことが可能です。
もちろん、中小企業から個人事業主の経営者からも同様です。
トップコンサルタントやチームほど緻密なSTPマーケティングが出来なかったとしても、大きな視点において十分に分析に役立てていくことが出来ます。
STPをWebや企業で利用すると?
STPマーケティングをWebマーケティングで使った場合にどうなるかというと、
●ブログなどのコンテンツに利用すると、書くべき記事の内容が明確になる。
●ライバルがガラ空きのブルーオーシャン市場を見つけることが出来る。
●Web上でセールスコピーを作成する場合でも、適切なコピーを書くことが出来る。
同じように企業のマーケティングの一環で利用すると、
●競合他社の中で自社の強みを分析できる。
●効果的なお客様の客層を選定できる。
●用途に合った適切なセールスコピーを書くことができる。
等といった効果があります。
「多くの人に、そして誰もが良いと思える商品を作って売ればいいのだ!」
と、よく言われる言葉の中にありますが、確かにそう思いますし、そうなれば良いと思います。
ですが実際にそうはいかないことがほとんどです。
例えば、20代から60代までが良いと思うようなデザインの車を作ったとしても、結局中途半端な、若い人にも高齢の方にとっても響かない車になったりします。
自社の強みや商品の活かせるお客様を分析する。
このような考え方が基本となります。
それでは、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングがいったいどのような役割や考え方をするのかについては、また別で詳しく説明致します。