ブラック公務員

消防公務員の食事を取るの一苦労だった話~現場から事務職まで~

7年目まで地方公務員(消防)で働いていたharakohです。

 

今はゆったりと昼ご飯や食事を食べることが出来るので、時折その時代の食事の大変さを思い出しては今のありがたさを噛みしめてます。

 

消防に限らず緊急性の高い警察官などお仕事では共通しますが、食事を取るの結構大変というか、制約があったりします。

 

消防時代に経験した食事の状況について「今思えば厳しいなぁ」と思ったことを経験も踏まえてお伝えしていきたいと思います。

 

災害出動で中断

これは結構予想つきますが、食事中でも災害指令があったら何を置いてもすぐ出動しないといけません。

 

家で頑張って作ってきたお弁当も、一旦蓋をしてそのまま出ます。インスタント味噌汁もそのままか高速でラップして放置です。

 

お腹も急に動いてびっくりした状態で出動です。

 

誤報の時もあって早めに帰って来れる時もありますが、現場に着いたら程度の差はあっても1~2時間は戻ってこれないので、お弁当は放置です。

 

あまり口を付けていなかったり、ほとんど食べてる状態であれば、お腹も空いて続きを食べようという気になりますが、4割くらい食べてると逆に食べたくなくなります。

 

これが一番キツイです。

 

あと、いつ出動があるかと精神張り詰めながらご飯食べるのも精神衛生上良くなかったかと。

 

まだ消防隊であれば出動割合は少ないですが、一番大変なのは「救急隊」です。

 

頻繁に出動がかかるので、ご飯は食べれる時に食べないと、出動から帰署した時には昼ご飯が晩御飯になったりします。

 

救急車内でご飯を食べていたと過去どこかの救急隊の方が非難を受けていたことがありましたが、その点は本当に暖かい心で見ていてほしいなと今でも思います。

 

本当は自分の署の食堂でゆっくり食べたいんです。それが出来ないんで仕方なく衛生面でも綺麗とは言えない救急車内で食べざるを得ないという感じです。

 

外にぷらっと食べに行けない

災害に常に備えていないといけないので、「昼に近くのお店でランチを~」ということはできません。

 

いつ指令が降りるかわからない現状。常に署内放送が聞ける状態にしておかなくてはいけないので外には基本出れません。

 

どうしても必要な時は、災害指令が入る状態にした無線を持って、上に何かを羽織って目の前にコンビニへ買いに行きます。

 

それなら全員で無線を持って外食行けるじゃんってことになりますが、当時(今)もそんなことしたら叩かれます。

 

昔はもっと寛容で、消防の服を堂々と来て買物しても何も言われなかったそうですが今はすごい叩かれます。

 

アメリカだと警察官がハンバーガー買ってその場で食べても全然文句言われないんですけどね。日本はその点シビアです。

 

事務型勤務は結構自由!…と思ってた

現場での配属から5年目で事務型へ異動しました。

 

現場活動と違って、災害出動が無いので自由に色々と行ける~と思ってたところ、そういうわけではありませんでした。

 

大きめな災害があると、後方支援や現地の調査へ行ったりもするので、やっぱり署内にいるのが基本です。

 

外に食べに行けないこともありませんが、さっと弁当を買って帰るか、それこそお腹にかき込むっていう感じです。

 

最後に

他の市役所系の場合はある程度自由がきくかもしれませんが、消防は特殊なので特に食事は大変でした。

 

今朝昼晩ゆっくり食べれるのって本当に幸せです。

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