【動画】フロントエンドとバックエンド
ダイレクト・レスポンス・マーケティングを行っていく上で、フロントエンド、バックエンドの言葉の意味と使い方は知っておく必要があります。
合わせて、見込み客とリストについても密接に関係してきますので、こちらについても前もって確認して頂けると理解しやすいです。
フロントエンドとは
フロントエンド(Front End)とは「集客商品」のこと、すなわち「お客様を集め、獲得するための商品」のことです。
フロントエンドは、その頭文字で「FE」と略されて表記されることもあります。
利益を出すことが目的ではなく、後に利益となる商品の購入へ向けて自社や自分のハウスリストになってもらうことが目的となります。
フロントエンドの特徴
フロントエンドは集客を目的とした商品であるため、商品自体は基本的に安い金額で設定されます。
広告などを通して、たくさん買ってもらう必要があるためです。
チラシや郵送、Facebook広告やリスティング広告など多くの媒体を利用して使って新規のお客様に見てもらうのですが、
同時に、売るのが難しいという特徴があります。
安く設定されているとはいえ、認知されているような企業を除いて初めて購入する時は、お客様との信頼関係も構築されていません。
購入しようとするお客様にとっては、やはり不安感も大きいです。
ここで、その購入する数(成約率)を上げるために、コピーライティングのスキルを駆使したセールスレターが役に立ちますが、これはまた別の機会にて取り上げたいと思います。
バックエンドとは
いわゆる「利益商品」のことです。
フロントエンドで集めたお客様(自社リスト)に対して、さらに販売をかけていく方式で、企業や個人としても利益を上げることが出来ます。
バックエンド(Back End)と表記されるので、「BE」と略されることもあります。
バックエンドの特徴
バックエンドは、フロントエンドと違って販売が簡単になります。
その理由は、一度買って頂いた商品のためお客様の心のブロックも外れ、その後の信頼関係もフロントエンドと違って築けているからです。
そして売り方も違っています。
フロントエンドは広告主体となるのですが、バックエンドは一度買って頂いた方向けなのでメールマガジンやダイレクトメール、直接住所への郵送といった手段が主です。
FEとBEの例
フロントエンドと、バックエンドの流れを簡単に例をあげてみようと思います。
というよりも実際に妻のことになるのですが、産後でなかなか体系やお腹が戻らなかったので「産後の骨盤矯正の施術」へ通うことにしました。
ある人気の高い施術院へ行こうと考えて、そこが通常1回5000円の施術料に少し考えていました。
しかし、そこは初回の方に限り3回連続通院してくれると、3回トータルで1980円で施術と相談が受けれるものでした。
1回目に1980円払ってくれたら、2回目と3回目は無料、それからは通常の1回5000円となります。
計3回のうち、1回あたり(約1時間)660円なんでかなり安いです。
普通に考えたらお店にとっては赤字の値段です。
私たち夫婦にとっては初めての場所で不安はあったのですが、その値段という事もあってそのお試し3回を試してみることにしました。
ここでお分かりかもしれませんが、この初回3回で1980円のコースが集客のためのフロントエンド商品となります。
そして、それ以降の施術1回5000円がお店にとっての利益となるバックエンド商品です。
内容やその後の詳細については動画内にて語っていますが、基本的な考え方は今の実例のイメージです。
おそらく最初から1回施術5000円では、自分も妻も行くことを躊躇していたかもしれません。
このように、実際に医院なその他商品で、初回で安いものがあったとしたら「もしかしたらフロントエンドかな?」「バックエンドはどうなのだろう?」と考えてみても、勉強にもなりますし結構興味を魅かれます。
このフロントエンドとバックエンドの考え方使い方は、もちろんコンサルする企業や個人でも使えますのでぜひとも覚えて頂けると幸いです。