多くの人が朝起きて、仕事や学校・家事に従事して、少なからず心身ともに疲労して床につきます。
この毎日続ける一連の流れですが、その寝る直前・布団に入る前はいったいどのようなことをして過ごしていますか?
1 本を読んでいる
2 寝ながらスマホを見ている
3 テレビを見ている
4 漫画を読んでいる
5 勉強している
6 パソコンをしている
7 何もしていない
etc・・・
人それぞれ色んな過ごし方がありあますが、その寝る前の習慣によって思っている以上にもったいないことをしてしまっているかもしれません。
今回は、過ごすべき習慣と行動についてお伝えしたいと思います。
寝る前は記憶するのに最適な時間
人は眠っている間に記憶の定着が行われていると言われています。
そのため睡眠はとても大切なのですが、特に眠る前の記憶は1日の中で1番定着しやすく、眠る前の15分間は記憶の定着が通常の4倍ともいわれています。
つまりは寝る前の15分間に暗記や記憶したいことを勉強することは、日中の1時間に匹敵するほどです。
なぜこのように記憶に定着しやすいかというと、暗記系の記憶をしてからそのまますぐ布団へ向かって寝ることで、脳がその記憶を整理するのに混乱を起こし、記憶の整理に支障をきたさないからです。
睡眠前にやってはいけないこと
そのため逆にやってはいけないことは、勉強をした後に、その内容とは関係ないテレビを見たり、スマホをいじったりしてから眠ることです。
記憶系の勉強をしっかり頑張った後で、「今日は頑張った~それじゃあ楽しみにしておいたYouTubeでも見ながら寝るか」と布団に入りながら眠るまでスマホをいじったり、テレビを見たりします。
そうすると今まで勉強したことと、眠る前に見たスマホの内容とが睡眠中に衝突や混乱を起こしてせっかく勉強した内容へも大きな支障を及ぼします。
どうしてもスマホやテレビが見たいということであれば、眠る15分から30分前までに同じ時間どこかのタイミングで見ておいて、その後の眠る前は布団の上で暗記系の本を読む。
という行動を取っておいてた方が断然良いです。
さらに、眠る前に見るスマホやテレビの光や電磁波は睡眠に入るのに悪影響を与えるので、これもするべきではない一つの要因です。
自分は結構Youtube動画が好きなので、何か作業をしたらYoutubeを見たり、さらに寝る前は電気を消して布団にこもってYoutubeを見ていました。
Youtubeって恐ろしく、見終わっても関連動画が出るので気になって無限に見続けてしまいます。
そして気付いたらAM0時に布団に入ったはずなのに、AM3時になっていたというのはザラにあります。
たとえAM0:30に切り上げて眠ろうとしてもなかなか寝付けず、朝10時くらいに目が覚めても頭がスッキリせず疲れも残り、生産性も上がらず1日を無駄にしたと後悔しています。
結果から言って寝る前にスマホを見たり、テレビを見ることは最悪です。
勉強や暗記に関係したものをスマホで調べて勉強しながら布団で横になるのは、記憶的には良いかもしれませんが、かなり寝付きや睡眠の質が悪くなってしまうのでやめた方が良いです。
同様に眠る前にパソコンで作業をすることも、仕事等のこともあるかもしれませんが、出来るだけ避けるべきです。
眠る2時間前からは、パソコンやスマホやテレビの電磁波や光を発生させるものは控えるべきと言われていますが、とはいっても習慣的にも現実的にもなかなか難しいところもあるので、せめて眠る15~30分前はスマホ・テレビは見ないということから習慣づけていくべきです。
それぞれの過ごし方と対策(個人感想)
それでは、冒頭であげた「1 本を読む」といった寝る前の行動等について、実際に効果を交えて検証もしてみたいと思います。
【1 本を読んでいる】
これは読んでいる本の内容によると思います。
もし仕事上覚えておきたいこと、今後視覚や自己投資のための勉強や教養のための本を読むのであれば大変良いと思います。
電磁波や光を発生するものでも無いというところも良いです。
ただ、とても面白い小説や、あまりに続きが気になるような内容の本だと興奮して眠れなくなったり、眠るがどんどん押していってしまいかねないので注意です。
【2 寝ながらスマホを見ている】
自分を含めて多くの人がやりがちな、最もやってはいけないものです。
光や電磁波で眠りにくくなる、記憶の定着に支障をきたす、おもしろい動画などは続きが気になって睡眠時間を削るという、悪魔のツールです。
でも生活の一部になっている上、これを楽しみにしているところもあるので、せめて眠る前は心を鬼にして見ない、布団から距離を置いて置いておくという物理的な手段を取る必要があるかもしれません。
【3 テレビを見ている】
これも悪魔のツールの一つです。
どうしても見たい番組がある場合は、録画をしておいて別の機会に見るという手段を強制的に取るようにしています。
【4 漫画を読んでいる】
光や電磁波を発生させないという点では良いかもしれませんが、暗記の内容とは関係ないことがほとんどなので、眠る前には見ない方が良いです。
自分は眠る前に、全巻揃えて置いてある漫画を1冊手に取って読んだところ、その1冊で終わろうと思っていたところ気付いたら10冊近く読んでいたことが何回もあります。
睡眠前の悪魔の誘いです。
読むときは眠る前でなく、他に機会を設けて読むようにしています。
【5 勉強している】
上でも紹介した通り、とくに暗記系の勉強をすることが大変おススメです。
今まではYoutube動画を見て眠りに入る生活を送っていましたが、自分であえて寝る前に暗記しないともったいないということを知ってからは、損をしたくないという気持ちから自分のための勉強(暗記系)を行うようになりました。
例えばマーケティング系やコピーライティングの本や売れているレターを読んだり等です。
眠る前なので、実際にレターを書いてみたりといったような頭を使うことはせず、ただただ情報を頭に入れるという感じです。
勉強の内容ということもありますので、漫画やYoutube動画と違って「今日はここまで」と区切りが付けやすいです。
【6 パソコンをしている】
仕事や作業のため仕方ない場合は除いて、出来るだけ行わない方が良いです。
いくらスマホを見ないようにする!といっても、ここからあらゆるネットへ飛ぶ入口となっているので注意です。
私は離脱して悪魔の誘いに負けてしまったことが多々あります。
【7 何もしていない】
逆に、この何もしないという事の方が精神を落ち着かせ、睡眠へリラックスして入りやすい点を考えるととても良いです。
もちろん記憶力アップということを考えると、インプットすることが何もありませんが、睡眠の質を上げたりリラックスするという点では大変効果があります。
むしろここで、努めて何も考えず、精神を集中させる瞑想(マインドフルネス)を行うと、記憶を司る海馬の大きくするなどの効果も言われています。
瞑想については色んな書籍や方法がありますが、簡単にいうと「今ある状態に意識を向けて、雑念を払う」というものです。
今日の良かったこと、悪かったこと、頭の中で再生されて離れない音楽など、色んなことが常に頭を巡っていますが、例えば呼吸している音やその動作にだけ集中を向けて、他の事を一切考えないということです。
自分も行ってみましたが、最初は大変難しいです。
ですが、その努力をしているだけでも、頭がスッキリしている感覚があります。
以上の事から、何もしないということは効果的です。
寝る前にネガティブなことを考えない
以上のように、寝る前にしてはいけないことについて、記憶の定着のことを中心に合わせてお伝えしていきました。
寝る前にスマホやテレビなどの睡眠を妨げ、記憶の定着に支障を与えることをしては厳禁であること。
そしてもう一つやってはいけないことがあります。
それは、寝る前に失敗ばかり思い起こして、ネガティブになるということです。
寝る前は記憶の定着にとって最適ということは、眠る前にネガティブなこと考えて寝てしまうということは、その記憶や印象を大きく自分に植え付けてしまうことになります。
「眠る前に思ったことが自分になる」と言われていますが、まさにその通りです。
セルフイメージが、どんどんネガティブなものになってしまいます。
これが毎日習慣になってしまっていると、どんどん悪循環にハマってしまいます。
例えば、仕事で失敗したことについて「なんで自分はあんなこともできないんだ」「本当にダメな人間だ・・・」と布団に入りながら思ってしまうと、本当にどんどんダメな自分になっていきます。
こうしないためにも、難しいかもしれませんが、眠る前は失敗したことについて考えないように努める必要があります。
失敗したことは失敗したことと割り切って、それでは次にどうしていくか?どうするべきだったかと、自分の行動に対して反省し、次にプラスに繋げていく必要があります。
そして、日ごろから何か良いことがあると、それを寝る前に書き留めるクセを付けていくのが効果的です。
もし何も良いことが無かったとしても、例えば近所で落ちているゴミを拾ったりして、自分が確かに小さくても貢献しているというポジティブな成功体験を作って行くべきです。
そしてそれを眠る前に「今日はこういった貢献できたから、明日も何かやっていこう!」「明日は頑張って、夜は自分の好きな食べ物を食べよう!」と明日の到来を楽しみに希望を持っていくことが大切です。
そうして寝る前に思ってから眠ることも、大変重要です。
まとめ
以上のことをまとめると、
眠る前にはスマホやテレビを見ないようにして、何か自己投資のために暗記系の勉強を行っていくこと。
そして、眠る前に良かったことを思い出して、明日へ希望をもった気持ちで布団に入ることです。
これらのことは、すぐ習慣化することは難しいかもしれませんが、少しずつでも実行して、長期的により良い自分になれるよう進んで頂けたら幸いです。
長くなりましたが、最後まで見て頂きありがとうございました。