丸6年務めた消防を途中で自主退職したharakohです。
公務員はなんだかんだいってもクビが無い分安定しているので、辞める人は少ないですがそれでも辞める人はいます。
むしろ最近は自分も含めて多くなっているのが、勤めていた当時から感じています。
そして今まで消防しかしてこなかった人が、どんな進路に向かっているのかあまり知られていないところだと思いますので、自分の周りがどうなったか知っている限りで今回紹介していきたいと思います。
民間への転職
工務店で務める
もともとの身体の強さを生かして、町の工務店へ勤めた人がいます。
本来であったらもっと消防を続けていたのだと思いますが、あまりにヤバい上司に当たってパワハラを受けて辞めるに至りました。
自分より2~3歳下の方です。
特に現場活動している場合は、指導とパワハラの境界がわかりにくいところですが、周りからも明らかにパワハラだと言われてました。
今回の転職先詳細とは話はズレるんですが、ヤバい上司を適材適所に充てずに野ざらしにして、将来有望な若手をぶっ潰している状況なっているのが今の閉塞した組織です。
定年5年前に大学の講師として転職
他にも定年まで5年を残して退職された方もいます。
もともと救命士として長く従事されていて、病院と繋がりや講習という場面でも活躍されたキャリアを生かして救急・救命方面の講師として転職しました。
実際にその方ではないのですが、救急隊はハードすぎて睡眠も取れず、従事した人の平均寿命が60歳ちょっと言われてます。
救急隊になった多くの方の「早く辞めたい」という声を聞いていたので、もしかしたら良い職場先が見つかったので転職に踏み切ったのかもしれませんね。
自分も救急隊の現地研修を一番ハードな市内の署で経験した時は、深夜含めてほぼ出動していて、寝てません。
むしろ10分程度の仮眠を取ってしまったせいで、吐き気と気分の悪さで倒れそうでした。命を削って仕事をしてるのを魂と肉体の奥深くまで刻みました。
公務員から公務員へ
保健士になった同期
同じく救急隊の救命士として勤めていた同期は、消防を辞めて別の公務員組織の「保健士」として試験を受けて合格。転職しました。
公務員を辞めたら公務員はあまりやりたくないという人が圧倒的な中、自分がもともと従事したいと思っていた場所ということで変更したと言ってました。
しかしやっぱり公務員組織という閉塞した場所であることは変わらず、むしろもっと閉塞と変な掟の残る地方田舎の場所だったとのこと。
明らかに身内びいきするようなヤバい上司がいたり、思っていた業務に就かせてもらえなかったりと、今かなり苦しんで今後のことも考えているそうです。
ようやく変な上司と移動して離れ離れになったそうですが、今後もどうなるか相談を受けてます。
自ら起業した人
街中で自分で起業した
特に親しい間柄でなく詳しいことはわかりませんが、自分で事業を起こした同年齢の人がいました。
やっぱり自分でコントロールできる環境というのは、大変なことがあったとしても生き生きと挑戦しながら仕事ができると思います。
詳しくは聞いてませんが、何かしらのコンサルタント業を行っているそう。
いつかどこかで会うことがあれば昔の消防のことを含めて話してみたい。
Webコンサルタントとして起業
これは自分のことですが、自分で開業届出してWebコンサルタントとして事業を始めました。
民間へ転職してからフェーズを経てから行っても良いところですが、退職を考えた時何か新しいことに挑戦していきたいという思いから始めました。
なので転職活動なし。ただひたすら自分で行動するのみの世界です。
知識や経験も0で、縁もゆかりも無い田舎で起業したにも関わらず、この記事を書いている時点では4年目に突入しています。
多くの人の助けを頂きながらですが、それでも行動し続けて行けるのは、自分で頑張って成果が見えながら行っているからだと思えます。
公務員は安定や仕事に困ることは無いけど、異常な量の仕事が降ってきて仕事そのものが嫌になる。
自分自身で行う場合は、仕事を獲得しに行くのは大変だけど、成果と努力が見える分仕事へ意欲度が高いって感じです。
グローバルに大きく行動した人
マレーシアに行って起業
実際話したこともあり知っている方ですが、知らぬ間に消防を辞めてマレーシアへ行き起業されてました。
隣に外国の女性(おそらくは付き合っている人か?)とのツーショットや現地での様子をFacebookにアップしていて、楽しそうでした。
辞めるにしても、国内で行うのと違って、言葉も違えば今までの習慣や何もかも違ってかなりハードル高いので驚きです。
今の時代だったら、ネットで繋がることやパソコン1台で仕事できる世の中になってきたので意外といけるのかもしれませんが、自分は醤油や味噌を定期摂取しないといけないので難しそうですね。
父親とアメリカへ
転職というわけではないのですが、消防を辞めて父親とアメリカへ渡ったという人もいました。
自分の年齢より数年下です。
現在アメリカで働いているのか、それとも日本に戻っているのかわかりませんが、自分のイメージでは公務員になる人は割と堅実なイメージがあるので、その行動力は自分が起業した一つのエネルギーや考えの一つになりました。
最後に
公務員(消防)を辞める人は最近増えてきていますが、意外に幅広い転職や行動をしていたりします。
普通はせっかく公務員になったからと辞めなかったり、辞めたいけど家族がいるから無理に続けているという人も多いです。
それでも辞める人はいて、こんな職種になっているというのは一つの選択肢になるかもしれません。
これからも新しく情報が入れば更新していきたいと思うので、参考になればうれしいです。